電気エンジニアの仕事とは
電気エンジニアは、製品の動作に不可欠な電源系の設計や、各種デバイスの制御回路を設計します。
製品の仕様を満たすだけでなく、電磁ノイズ対策、高温・低温環境下や長期稼働時の信頼性なども考慮して設計しています。
電気エンジニアは、電気だけでなく機構・ソフト・光学・画質などの他分野の技術とも深く関わっており、
技術の架け橋になる仕事です。
Mission
一瞬の真実を見逃さない製品を作る
最新のデバイスをいち早く導入し業界をリードする製品開発
どんな環境でも止まることなく、一瞬の映像も撮り逃さない高品質な製品を作る
仕事のポイント
以下を回路設計・基板設計により実現します。
●セキュリティカメラ開発

新たな機能を持ったカメラの開発を行います。
開発POINT
- 製品の特長となる新機能の創出
➡・ 新機能に必要な新規デバイスの選定、製品仕様の検討・評価 - 各種デバイスの制御と安定した動作を保証する動作基盤を構築
➡以下のデバイスに代表されるような多数のデバイスを電気的に設計・制御
・電源系:DCDC, PoE(Power over Ethernet)
・光学系:レンズ, LED照明, etc…
・各種センサ系:イメージセンサ/ジャイロセンサ/温度センサ/照度センサ, etc...
・モーター系:PAN/TILT(カメラの首振り動作)用モーター
・無線系:Wi-Fiモジュール - 24時間356日、安定して動作するハードウェア設計
➡ ノイズに強く、高温・低温環境でも動作が不安定にならないような設計 - 高解像度・高品質の映像、AI性能の最大活用
➡・高解像度の映像信号も通せる高品質な基板設計
・CPU性能を最大限まで引き出し高度なAI動作を可能とする基板設計 - 各国の要件に合わせた高いセキュリティを実現する機能開発
➡ 最新のセキュリティチップを搭載し高いセキュリティを実現
●医療用カメラ開発

新たな機能を持った医療用カメラの開発を行います。
開発POINT
- 製品の特長となる新機能の創出
➡ 新機能に必要な新規デバイス選定、新規信号処理の実装、制御仕様の検討・評価 - 小型化を実現するハードウェア設計
➡ 医療機器に組み込んだ際に扱いやすい小型のカメラヘッド基板設計 - 医療用に特化した画質設計
➡・医療用画質に特化した、低ノイズ、高色再現を実現する画質設計
・赤外光を利用し、肉眼では見えないものを可視化 - 各種信号処理を実現するFPGA設計
➡・プリズムを使用した多板カメラに対応する信号処理設計
・医療用画質を実現するための画像処理回路設計 - 長距離伝送設計
➡ カメラヘッド-CCU間の安定した長距離信号伝送を実現する伝送系設計
仕事の魅力
技術力
- アナログ/デジタル回路・電源・高速信号・EMC技術・無線技術など電気的に求められる技術を幅広く・深く習得できる
- 最新デバイスをいち早く使用したスピード感のある開発に携わることができる
- 電気技術だけでなく、機構やソフトウェア、光学、画質設計など様々な技術に触れることができる
- 問題解決力や論理的だけでなく、創造力も身につけることができる
成長
- 製品開発のサイクルが平均して1年前後と非常に早く、様々な製品に関わることができる
- 製品開発の企画から量産まで一貫して関わることができ、自分が製品を作り上げているという実感が得られる
- 複数の部署の方とコミュニケーションを取りながらハード/ソフトを作り上げていく能力を身に着けられる
働きやすさ
- 在宅勤務OK
- 働く時間や場所は自分で決めることができる
- 基本的に残業はせず定時内に業務を終わらせる
やりがい
- 自分が設計したとおりに試作機が動作したときに大きな達成感を味わうことができる
- 自分で設計開発したモノが製品として売られ、社会の安全を守っている
- 一瞬でも映像を撮り逃すことが許されないセキュリティ・医療用カメラにおいて、その動作を担保する電気系統を自分たちが作り上げているという実感を持つことができる
マインド
- ユーザーの立場になり、課題に対してこだわりをもって主体的に取り組むプロフェッショナル技術者集団
- 誰かの課題はチームの課題ととらえ知恵を出し合い解決を進める人・風土がある
- 業務(成長機会、スキル)を自分で選択できるプロジェクト制がある
仕事内容とキャリアパス
勤務地 | 福岡 (基本的に転勤はありません) |
仕事内容、キャリアイメージ | 新製品の企画立案に向けての構想設計、企画書をもとにした詳細設計、プロト機試作、評価、工場引継ぎを行います。先行・要素開発として、1~2年先の新製品に搭載する新機能、新技術の開発や、マーケットニーズに対応すべく必要な要素技術を調査し、その実現性をカタチにします。 |
キャリアパス (*一例です) |
1:商品担当の場合
|
活かせる経験・スキル | ・卒業論文やサークル活動などで、その活動意義の理解~目標設定~発生する課題解決~その分析と次に向けた新たな取組検討などの経験 ・海外の方を含めた多様な人々とのコミュニケーションスキル ・電気・電子部品や電気回路に対する基本的な知識 ・卒論などで経験した新技術に対する調査研究経験・スキル ・解析やシミュレーションスキル |
社員インタビュー
先輩社員の経験や成長
セキュリティカメラ開発
入社7年目(新卒入社)/電気系学部出身
現在は新規セキュリティカメラ開発(リーダー業務)に従事
入社1年目 | セキュリティカメラの開発部署に配属され、試作機の評価を担当しました。セキュリティカメラ特有の技術もあり、分からないことだらけでしたが、先輩にたくさんの技術や評価方法を教えてもらいながら評価を行いました。 また、2次元CADを使った回路設計も初めて経験しました。まずは回路全体の一部分を担当し、設計のノウハウを学びました。 |
入社 2年目~3年目 | 知識がつき始めた実感を得るようになり、評価も任せてもらえる範囲が増えました。 評価で問題が見つかった項目について、少しずつですが自分で対策を考えることができるようになってきました。 回路設計についても大部分を一人で担当できるようになりました。 |
入社 4年目~6年目 | 評価や回路設計に加え、新規機種の電気リーダーを任されました。製品開発における電気に関する部分の取りまとめを行うようになりました。 新入社員のころと比べると責任もぐっと増えましたが、自分が製品を開発しているという実感を強く得ることができています。 |
i-PROを選んだ理由
新入社員
セキュリティカメラ開発
入社1年目(新卒入社)/電気系学部出身
配属部署が明確で働く自分の姿を具体的にイメージできたこと、福岡で一気通貫の製品開発ができることの2点からi-PROを選びました。
説明会や入社前に業務内容を説明していただいたことで、入社前からどんな業務を行うかが明確だったため、自分のキャリアをしっかりと描けると感じました。
また、出身が福岡のため福岡に拠点に置く企業を探していましたが、その中でもi-PROは開発拠点が福岡にある数少ない企業だったことに加え、企画から量産まで一貫して行っており、幅広い範囲の開発に携わる点に魅力を感じ、入社を決めました。
キャリア入社した社員
セキュリティカメラ開発
入社4年目(キャリア入社)/電気系学部出身
現在は新規セキュリティカメラ開発(設計・評価)に従事
普段の生活で目にするような、社会の役に立っている実感を持てる製品に携わりたいと思い、セキュリティカメラを主力製品に据えるi-PROに興味を持ちました。
また、今まで学んだ電気の知識を数多く生かせる仕事である点、電気以外にもメカ・ソフト・光学・画質など幅広い技術に触れることができる点にも魅力を感じました。
さらに、面接などで社員の方の人柄の良さ、社内の風通しの良さなども感じ、人間関係の不安を軽減できたことも入社を決めた大きな理由の一つです。
セキュリティカメラ開発
入社2年目(キャリア入社)/電気系学部出身
現在は新規セキュリティカメラ開発(設計・評価)に従事
新しいことに挑戦して成長し続けたいという思いがあり、i-PROには挑戦することをサポートしてくれる環境があることを面接・面談を通じて感じ、魅力に思いました。
実際に入社してみると、回路設計が面白く、自身でできることをどんどん増やしていこうとチャレンジしています。
先輩社員の経験談
セキュリティカメラ開発
入社4年目(キャリア入社)/電気系学部出身
現在は新規セキュリティカメラ開発(設計・評価)に従事
入社以降、一貫してi-PROが取り扱っている様々な種類のカメラの電気開発を経験してきました。
最初は右も左もわかりませんでしたが、直接カメラを触って商品知識を身に付けたり、先輩社員にわからないことをたくさん教えてもらい、知識を深めていきました。
先輩社員と一緒にやっていた回路設計や試作品評価、不具合解析もだんだんと任せてもらえる範囲が増え、自信につながっていきました。
開発スピードが非常に早いため、入社して数年ですがたくさんの機種を経験でき、エンジニアとしての幅広い知識・経験を深めることができています。
ある日のスケジュール
セキュリティカメラ開発
入社7年目(新卒入社)/電気系学部出身
現在は新規セキュリティカメラ開発(リーダー業務)に従事
9:30 | 始業、メール・チャットのチェック 子供の保育園の送迎のため、30分シフトしてフレックス出社。 プロジェクトの関係者との連絡事項をチャットしたり、採用予定の部品のメーカーへメールの返信をします。 |
10:00 | プロジェクト定例会議 プロジェクトの日程・進捗状況・課題について他部署を含めて共有します。 |
11:00 | 動作仕様の検討 製品の動作仕様について、機構/ソフトチームと打ち合わせ。仕様を作りこんでいきます。 |
12:45 | お昼休み |
13:30 | 実機評価 試作機を動作させ、電源系や制御信号などの電気的な評価を行います。 問題が見つかれば対策を実施して、回路図に反映します。 |
16:00 | 回路図レビュー 回路図の修正内容について、部署メンバーを集めてレビューします。指摘事項があればさらに修正します。 |
18:00 | 終業 |